ドッグライブリー協会 愛犬の植物療法の猪野です。
関東は梅雨を通り越して真夏のような気候になっています。
それでも来週は雨がしとしとと、梅雨空に変わっていきそうですね。
湿度と気温の高い時期になると、犬たちの皮膚トラブルも多くなってきます。
例えば耳。
垂れ耳の犬たちは、耳の穴がフタをされているので外耳炎やマラセチアなどになりやすくなります。
私は2頭のダックスフント、兄犬ルート・弟犬アースと暮らしています。
ある日アースの耳のお掃除をしようと思い、耳の中を見ようとしたとき異臭に気が付きました。
「あれ?臭う」
その日のアースは朝から何度か前足で耳を掻いていました。
外耳炎やマラセチアはとても痒く、犬にとっても不快なものです。
あまりに酷いときにはもちろん病院へ行きます。
その時は夜だったことと、翌日が休日だったこともあり、まずは自宅ケアをして様子をみることにしました。
そんなときに役立つのがハーブを蒸留したハーブウォーターです。
コットンにハーブウォーターを湿らせて、耳の中を優しく拭き取ります。
この時、炎症で耳の中が痛い場合もあるので優しく拭いてあげます。
思った通り、拭き取ったコットンが黒くなっていました。
痛痒い耳の中にハーブウォーターを湿らせた冷たいコットンが気持ちよいのか、アースは嫌がることもなく「は~・・・・気持ちいい」と安堵の表情。
自分で耳を掻いているつもりになるのか、前足がヒョコヒョコと動く様子がなんとも可愛くて可哀そうで。。。
そして、アースだけでなく兄ルートの耳も一緒に点検。
同居犬がいるとき、同時に同じトラブルに見舞われることがあります。
やはりルートの耳も少し汚れていました。
二人とも拭き取りケアを続けて数日で良くなりましたが、念のため病院での診察もしてもらい、治った後も日々ケアをしています。
ルートとアースのケアに使ったハーブウォーター。
芳香蒸留水、ハイドロゾル、フローラルウォーターなどとも呼ばれています。
ハーブを蒸留したその水は、ハーブの持つ炎症を抑える働きなどを持っているので、皮膚トラブルやトラブルの予防ケアにとても役立ちます。
人より皮膚が薄く、センシティブな犬たちには優しくナチュラルなケアが嬉しいですね。
そして何より、ハーブを蒸留しているので、心地よい香りがあること。
香りケアには精油もありますが、精油よりも成分も香りも優しいのでシャンプーのしづらいシニア犬や人間の赤ちゃん、高齢者などのケアにも適しています。
ハーブの種類がたくさんあるように、ハーブウォーターにもたくさんの種類があります。
手作り化粧品などに興味がある方はご存じかもしれませんね。
人用の手作りローションなどにも使われています。
私たちに好きな香りがあるように、犬たちにも香りの好みがあります。
五感をフル活用している犬たちだからこそ、ふんわり好きな香りでケアをしてあげるとケアが苦手な犬のストレスも減り、
穏やかにケアできることで家族のストレスも減るという相乗効果も生まれてきます。
ドッグライブリー協会の しっぽのがっこうでは
6/27(日)にハーブウォーターを使ったオンラインセミナーを開きます。
犬のケアとしてのハーブウォーターが大好きな私は、愛犬と暮らされているご家族に是非ハーブウォーターを知ってほしいという気持ちで企画しました。
ハーブウォーターを使って
・愛犬のブラッシングスプレー
・家族の夏用ローション
を作り、ハーブウォーターの活用方法や種類、安全性なども含めてお話しをしていきます。
オンラインセミナーですので、ご自宅から愛犬たちと一緒にご参加ください!
ケアに使いやすいハーブウォーターを愛犬と一緒にテイスティングしながら相談しながらブラッシングスプレーを作ってみましょう。
きっと心がわくわくする時間となります。
詳細はドッグライブリー協会「しっぽのがっこう」のページをご覧ください→しっぽのがっこうHP
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