2022年4月21日木曜日

目まぐるしい気候 植物療法で穏やかな頭痛ケア

 愛犬のための植物療法の猪野です。

1月からスタートした「愛犬と楽しむ植物ケア講座」

早いもので8講座のうち5講座が終了しました。

講座では季節ごとの体調やサポートしたい部分を取り上げ、身体がどんなふうに傾きやすいのかなど、身体のことをお話しする部分が多くあります。

そしてそれに伴うハーブやそのブレンドなどをお伝えしています。

5回目のテーマは梅雨でした。

まだもう少し先?と思いがちですが、ここ数年の天候などを振り返ると・・・。

気温が心地よく、湿度も低くカラッとした過ごしやすい時期、いわゆる「春」の時期がとても短くなっていると感じます。

寒い時期から暑い時期までの間がとても短く感じますね。

そして、今年は梅雨の走りから梅雨の入りも早いと予想がでています。

それでも束の間の季節、我が家の犬たちはのびのびと楽しそうです。

             怪獣アースのブルブルタイム
             
            ごきげんルートのルンルンお散歩

この束の間の時期を楽しみながら、これからの季節ケアのお話しをしましょう。

今回は人のハーブケアのお話しです。
犬にとってママやパパは大切な存在。
犬たちはよく見ています、家族の表情や様子を。
そしてそれは犬のメンタルにもつながることです。
ですから、ご家族である人のケアはとても大切なのです。

これから多くなるのが気圧の変化です。
晴れ・雨・寒暖差・湿度と暑さ
これらのキーワードが並んでくると、出てくるのが「頭痛」です。

天候だけでなく長時間のデスクワークだったり、スマホを手に取っている時間が長いと首や肩背中の筋肉が緊張することでも頭痛が起こります。
特に一日中のデスクワークは前傾姿勢になりやすく、バランスを取るために首・肩・背中に力が入りやすくなります。
ワーク中に姿勢チェックをしてみると少し違うかもしれません。

私は時々、真っすぐ座わりなおしてみます。
骨盤を立たせて、その上に背骨が真っすぐ乗っている感じ。力を入れる必要はなく、自然に真っすぐに。そしてその上に首の骨(頸椎)が乗っている感じ。
軸を意識して骨盤から順番に積み重なっている感じをイメージしてみます。

はい!ご自分が焼き鳥の串になった気分で~♪

自然に真っすぐな姿勢がとれて軸(焼き鳥の串部分)を意識できると、余計なところに力が入らず身体がとても楽に感じます。
姿勢が崩れてきたら試してみてください。

さて、ハーブケアでのお話しは。
身体を冷やさないことはやはり大切です。暑いと冷たいものを飲みたくなりますが、少し控え目にしてみてください。
そして頭痛持ちの方は「そろそろ来そうだな」とご自身でわかることも多いと思います。
そういう私が頭痛持ちなのです。
若いころはこめかみから目の奥がズキズキする片頭痛、ここ数年は首肩背中の筋肉のこわばりからくる緊張型頭痛です。

ハーブは頭痛薬とは違うので、飲んで即効スッキリ!というわけにはいきません。

まず、ハーブケアとともに一番早くしていただきたいのは。
緊張型の頭痛の場合、首・後頭部・肩のあたりを温タオルなどで温めてみてください。
リラックスできるハーブを浸したタオル、またはそれが用意できないときにはお湯で絞った温タオルでも。
お風呂もよいですが、私の経験ではピンポイントに温めることでの痛みが緩和が一番早いと実感しています。
こめかみがズキズキする、それに伴う目の周辺の痛みや吐き気などの片頭痛の場合は、血管が拡張して起こるので目の周辺からこめかみを冷やします。

ハーブティーは頭痛が起こりそうだなと感じたとき、早めに飲んでおきます。
私がズキズキの片頭痛のときには、フィーバーフューとペパーミントをブレンドして飲んでいました。
ペパーミントは血管を少し収縮してくれる働きがあり、フィーバーフューは「奇跡のアスピリン」と言われるハーブで鎮痛の働きをしてくれます。
フィーバーフューの花はカモミールと少し似ていて可愛らしいのですが、とても苦いハーブ。
シングルで飲まず、頭痛によいペパーミントなどとブレンドしたほうが飲みやすいのです。
フィーバーフューは初めから「えい!」と沢山使わず、少量から使ってみる方がおすすめですよ。

そして緊張型頭痛のときには、やはり身体だけでなく心も緩めたいので、
ジャーマンカモミールをメインにしてリンデンやパッションフラワーなどをブレンド。
私史上、一番好きなのがジャーマンカモミール・リンデンのブレンドです。



ジャーマンカモミールはりんごのような香り。リンデンは柔らかく上品な甘さを感じるハーブです。
フランスでハーブ栽培をされていた方から「気持ちが落ち込んだからリンデンの木の下に入りなさい」という言葉を聞いたことがあります。
リンデンの香りをかぐと、この意味が分かる気がします。

そしてブレンドにはローズヒップも入れてくださいね。
ローズヒップはストレスなどで失われるビタミンCや、身体のエネルギーを生み出すシステムに関わっている果実酸も含まれています。

首などを温めながらこのブレンドティーをいただくと緊張が緩み、気持ちも緩みます。

ハーブティーをひと口いただくと「ふ~・・・・」と息を吐き、肩の力が抜けるのを感じます。

身体の力を抜きにくい、身体に力が入ってしまいやすい方にも飲んでほしいブレンドです。そして、首などを温めながらこのブレンドティーをいただくと緊張が緩み、気持ちも緩みます。
心と身体は繋がっているので、ストレスを溜めやすい方や緊張しやすい方などにも。
頭痛は心から起こることも多いので、こうした心に働きかけるハーブたちを取り入れてみてくださいね。
他にもお好みでローズマリーやラベンダー、そして片頭痛でご紹介したフィーバーフューなどもよいブレンドになります。

そして、ハーブティーには利尿の働きもあるため、これからの湿度や気圧の変化で身体が水分を溜め込むことでの浮腫み、それに伴って身体が水分を溜め込むことで起こる頭痛にもきっとよい働きをしてくれるはずです。

こうして私たちがハーブでのケアをしていることで
わたしたちだけでなく、私たちの傍らにいてくれる犬たちにもまた香りという形でのケアをしてることになります。
私たちの近くに来て、私たちの横で鼻を上にむけて「クンクンクン」と香りを拾うような仕草が見えたら、鼻がヒクヒクと動いていたら・・・
一緒に香りを楽しんでいる証拠です。

ハーブを何回も使ってみることで「症状=どのハーブ」というお薬的な使い方から、心も含めた身体全体のケアとして、本当に意味での予防としてハーブを使えるように。
をれが自然療法の一番の良さです。
それをお伝えできるように。私も日々楽しく精進です。







2022年4月19日火曜日

犬の介護士という仕事【後編】

シニアドッグ介護習得コース 講師の寺井です。

 前編の続きになります。 

私は訪問でシニア犬の介護を行なっています。

近隣(逗子、葉山、鎌倉)や横浜の金沢区などが中心です。

 

介護相談などは横浜全域、神奈川の他地域、都内にも行っています。

なぜ介護相談に遠くまで行っているのか、というと

まだまだ介護相談に対応できる人が少ないからです。

 

事実、私が「犬の介護」という仕事をしている、と世間で話すと

「え?!そんな仕事があるんですか」とびっくりされます。

それぐらい、まだまだ犬の介護という仕事は知られていません。

知られていない、ということは

愛犬の介護で困っている方々も「だれか私をお手伝いしてほしい!」と

探すことはありません。

ご自身やご家族だけで介護のお悩みや大変なことをどうにかしようとがんばります。

でも、負担が大きいほど人の生活が大きく変わってしまいます。

外出もままならない、という方々も少なくありません。

 

私は、訪問介護ではご家族がお出かけの時に

ご家族の代わりにわんこさんのお世話をします。

水分補給、食事、おむつ交換、排せつ補助。

お散歩(歩いて、カートで、車いすで)も行きます。

 

おいしく食べてね。リタちゃんにごはんを

 

ご家族のご希望に合わせて、方法もなるべくご家族がいつもしていらっしゃるようにしています。

わんこさんも、毎日の慣れた方法のほうが安心して介護を受けてくれるからです。

そのために、通わせていただくことになったら

事前に細かい打合せをご家族とします。

 

長時間、ご依頼いただいた場合はその時間内で

ケアをすることもあります。

ナチュラルなハーブケアや、マッサージ&ストレッチ、そして老化予防の運動など。

わんこさんの状態に合わせて行ないます。

 

かわいいポッキーちゃん

ハーバルケアも毎回してました

 

 

介護をしていたポッキーちゃん(右)と

妹分のビスコちゃん(左)

いっしょにお昼寝。

 

 

1頭1頭に合わせて考えるのが楽しいです。

犬も人と同じで性格も好みもみんな違います。

 

私のような介護士にすぐに慣れてくれるコもいれば

時間がかかるコもいます。

時間がかかるコに、急にマッサージをしても

体をこわばらせるだけでマッサージの効果は半減してしまいます。

なので、そういうわんこさんの場合は慣れてから。

慣れてもらうこと、私を知ってもらうことから始めます。

 

介護していいて、いつも気をつけているのは

自分本位に決してならないこと。

接しているわんこさんの気持ちになって接します。

 

なので、注意深くわんこさんを観察することも大事。

ひとつひとつ、どう感じているのか?などを推測しながら

なるべく安心してもらえる方法で接していきます。

 

また、いろんな現場で介護をしてくると

「介護は予防できることもある」ということが分かってきました。

寝たきりを予防する、夜泣きをなるべく防ぐ、床ずれを作らないなど・・・

 

この仕事を始めたばかりのころは

訪問介護と介護相談がメインでしたが

今では同時に介護予防のアドバイスもしています。

介護方法、そして介護予防。

両面からご家族をサポートするのが私の仕事です。

 

 

こうして書いてみると

前編で書いたような前職だったころとは

本当に違う仕事をしています。

以前の仕事は「自分に向いてる」と思っていましたが

今の老犬介護の仕事は、一言でいうと

「大好き!」 です。

シンプルですね(笑)

 

介護やケアによってスヤスヤと眠り始めるわんこさんの寝顔を見るのが

とても嬉しいです。

そして、介護相談などをご家族にすると

「なんだかホッとしました」「ありがとう」と言ってくださり

「あぁ、この仕事をしていて良かったな」といつも思います。

 

スヤスヤな寝顔のクロちゃん。

幸せを感じる瞬間。

 

また、この仕事はひとつひとつの経験や、

犬たちからの学びが、次の仕事で生きていきます。

犬から教えてもらい、犬に恩返しできる。

そういう仕事でもあります。

 

 

この仕事を始めたころには考えていなかったもう一つのこと。

それは「この仕事をもっと広めていかなければ」と思っています。

私の元にはよくこんな問い合わせが・・・

「都内の〇〇町だけど、介護に行ってくれる人はいないか?」と・・・

まだまだ犬の介護をしている人が少なく

ご紹介できる人がなかなかおらず、

「すみません」とお答えすることが多く、とても申し訳なく残念です。

私が講師をしているドッグライブリー協会のシニアドッグ介護習得コース。

次期は13期性となります。【現在、受講生募集中です】

少しずつですが一歩一歩、仲間を増やすべく活動しています。

5/7にはお試しセミナーも開催します。

ぜひお気軽にご参加ください。

 

 

 

冒頭のセミナーをお試しで受けてみませんか?募集中!

5/7 オンライン先行お試しセミナー (チャリティー:参加費は動物保護のために寄付します)

 

 

犬の介護士、シニアドッグアドバイザーを目指す方のためのセミナー

6/11(土)スタート

受講生様募集中 (13期生)

オンライン6日、対面1日

2022年4月17日日曜日

ハーブセラピスト ストレス発散の休日

愛犬のための植物療法の猪野です。


春です!ね。

3月~5月は一年の中でも「うはー!」と心で叫ぶくらいの忙しさです。

その中でぽっこり空いた日曜日。

久しぶりに自宅でゆっくり過ごす日曜日です。

我が家のルートとアースは予防注射をしたので、やはり家でゆっくり・・・したいのかどうかはわかりません(笑)

朝からしたいことがことがてんこ盛り。

ストレスを溜め込まないように好きなことを♪

まず最初は・・・


                 ルートとアースのハーブブレンド作りです。

ハーブをガラスのミルカップに入れて横から見たら。
わあ!断面がなんて綺麗なんでしょう!

春は肝臓を守りたい季節です。
肝臓を守るには何が必要か、肝臓はなにが必要かを考えます。
そして予防注射をしたのでそのケアも。

そして次は・・・



                 ものすごいカメラ目線のルート!

夏に向けてハーブが楽しい時期になりました。

先日買ったハーブ苗の植替えです!

美味しく育ってね、のキッチンハーブたち。

バジル・ルッコラ・レモンタイム。

どれも夏の食卓に欠かせないくらい好きなハーブです。

そう!ルートとアースもハーブが大好き。植替中に食べてしまうので室内待機なのです。


他には5年くらい前から我が家にいるオレガノやレモンバーム、ルー、レモンバーベナ、レモンマートルなどなど。これから順番に植替えをします。

ハーブも一時よりは種類が減りましたが、逆に考えると「我が家の環境で育ってくれるハーブ」がわかってきたように思います。

以前、植物を育てる専門の方に「どうしたら育つのか」を伺ってみたことがありました。

その時「育ててみて、育つものを育てなさい」とアドバイスいただいたことがあります。

(この言葉は仕事にも通じていると実感しています。それはまたの機会に・・・)

それはものすごく的確なアドバイスでした。

植物には育ちやすい環境、育ちにくい環境があります。温暖だけれど潮風の強い我が家。

その中でも逞しく自然に育ってくれるハーブを楽しんでいます。

そして、私が一番欲しかったレモンマートル。




潮風を受ける我が家は「レモンマートルは厳しいかもしれませんね」と園芸ショップで言われましたが、毎年初夏には真っ白なふわふわの花を咲かせてくれます。

湘南海岸の環境は、冬の寒さが緩やかなのでレモンマートルも冬を越せているのかもしれません。

シトラス系の香りは犬たちがあまり好まないようなので、私が葉を蒸留したりハーブティーでいただいたりして楽しんでいます。

植替え作業が終わり、珈琲をいただきながら書くブログ。

ゆっくりできた半日。

なんだかんだ言っても、やっぱりハーブと犬たちが心の癒しになっている自分を再発見です。

休日後半はゆっくり楽しみながら、ハーブのお仕事です。

結局は公私ともに「ハーブと犬」なハーブセラピストでした。





2022年4月16日土曜日

犬の介護士という仕事【前編】

シニアドッグ介護習得コース、講師の寺井です。

犬の介護士になりたい!

そう、心にしたのは10年以上も前になります。

 

昔はインターネット関連の仕事をしていました。

20代の時にWEBデザインに携わるようになり、その後数年を経て

企画やディレクションをするようになりました。

WEB関連だけで3つの会社を経験。

(当時、この仕事は引く手あまたで転職や引き抜きは当たり前の時代でした)

先輩の誘いで入った最後の会社。

小さな会社ですがWEBデザインの部署を任されました。

 

WEBの仕事は自分に向いていましたし、好きでした。

部署を任せてもらえたので様々な仕事を行なうことができました。

責任はあったけれど、やりがいもありました。

私が苦手とする細かい事務仕事などは、

他のメンバーが上手にしてくれていましたから大助かりで、

私の得意とする仕事に集中することもできました。

(企画やプレゼンが得意でした)

 

そんな私が結婚を機に「自分を見つめなおす」ことに・・・

それまでは、とにかく目の前の仕事をこなしてきたけれど

生涯の伴侶を得て、ちょっと心に余裕を得たのかもしれません。

自分だけではなく家族となった主人のことも考える立場になったからかもしれません。

 

父が胃がんで亡くなったことも大きく影響しました。

父が余命いくばくもないと知った時には

「この仕事はすぐに辞めてもいいから、そばにいたい」と思いました。

この時、私は仕事を辞めることに悔いがありませんでした。

結局、会社に配慮してもらい辞めずにはすんだのですが・・・

「私にとってこの仕事は、これぐらいのものなんだな」と実感することにもなりました。

 

しばらくして父が亡くなり、空虚な気持ちを抱えることとなりました。

他にも個人的に悲しいできごとが重なり

なおさら心にぽっかりと大きな穴が開いたような状態に。

 

「自分に向いてるけど、お金は稼げるけど、いつ辞めても構わない仕事」

というのは、この時の私には何だか色あせたものになってしまいました。

 

また、「まだまだこれから余生を楽しんでほしい」と思っていた父が亡くなったことで、

生きること、自分らしく暮らすこと、などを模索したい気持ちになっていったのです。

 

仕事を辞めて介助犬のボランティアを始めました。

大好きな犬に関わるボランティアは、かねてからの念願でした。

最初は気楽に始めるつもりでしたが、どんどん介助犬のお世話に没頭し始めました。

数年経ち、いつもそばにいた代表やトレーナーさんからたくさんの学びを得て

いつの間にか私も「犬に関わる仕事をしたい」と思うようになりました。

特に、高齢になった介助犬のお世話が好きで

やりがいを感じました。

 

そこからはとっても早かったです。

開業するための資格や研修を1年で集中的にとって

ドッグヘルパー One by Oneをスタートしました。

 

それまでの仕事と何が違うか?というと

180度違う世界です!

 

昔の仕事は、パソコンの前に座るのが大半。

時々クライアントのところに行って

プレゼンしたり会議したり。

 

今は、体を使ってシニア犬と接し

介護で困っているご家族と接し・・・

とにかく「楽しい」です。

 

もっとなでて♪とおねだりするわんこさんのモフモフの毛をなでて

毛だらけになったり(換毛期です!)

へそ天する姿に「かわいい!」と何度も言ってデレデレしたり。

シニア犬とのゆっくりなお散歩で季節の花をいっしょに眺めたり。

時には天国に旅立ったわんこさんを想ってご家族と涙することもありますが

 

体と頭と五感、全てを使っている、

そんな仕事です。

 

「犬の介護士という仕事」

続きは・・・後編でまたお伝えします。

 

 

◇私は現役の犬の介護士です◇

 

昨日は北海道犬のピリカちゃん

17才のおうちに行って来ました。

 

足元のふらつきが気になる、とのことで

ご家族にアドバイスを♪

 

(おやつを食べながら足元の筋力アップ中)

 

 

シニアになってきた愛犬のQOL(生活の質)をなるべく維持しながら

年を重ねていくお手伝いをしていきます。

 

 

住環境のポイントや介護用品、

介護予防のアドバイスなど♪

 

ピリカちゃん、この春17才になったばかり!

ゆっくりと 楽しく 快適に年をとっていこうね。

 

アドバイスを通して「まだまだできることがあるのね!」とピリカちゃんのママさん、

とても喜んでくださいました。



 

・・・・・・・・・・

 

「老犬介護士」や介護や介護予防をアドバイスするアドバイザーが知られておらず、

愛犬の介護で困っている方がたくさんいらっしゃいます。

まずは知っていただきたい!と今回ブログで書いています。

まだまだ不足している介護の担い手。

ドッグライブリー協会の「シニアドッグ介護習得コース」では

オンラインと対面でお伝えしています。

5/7(土)先行お試しセミナー開催。

6/11(土)から本コース 開催します。

お気軽にホームページでご覧ください。

 

 

冒頭のセミナーをお試しで受けてみませんか?募集中!

5/7 オンライン先行お試しセミナー (チャリティー:参加費は動物保護のために寄付します)

 

 

犬の介護士、シニアドッグアドバイザーを目指す方のためのセミナー

6/11(土)スタート

受講生様募集中 (13期生)

オンライン6日、対面1日

 

2022年4月10日日曜日

好きなことのためならば

シニアドッグ介護習得コース 講師の寺井です。

昨日は仕事の前に
近所の小さな山を登ってきました。
 
大きな木がはりめぐらした枝を見上げて深呼吸。
 
リフレッシュ!
 
 
色々な植物や花を見るのも楽しみです。
今日は、サンキライを見つけて嬉しくなりました。
私の好きな番組「やまと尼寺 精進日記」 (以前放送していたもの) でも、
この若葉を使って「サンキライ餅」なる和菓子を作ってました。
柏餅のようなもので、とっても美味しそうでした。
 
 
以前いただいたことがある
愛知の有名な麩まんじゅうにも
この葉が使ってありました。
形もかわいらしいから
お菓子にぴったりですね。
 
 
先日、いただいた葉山の夏みかん。
「そのまま食べたら、ひゃっ!っていうほど酸っぱいのよ」と
言われたのですが、
とても立派な夏みかん。
うれしくて、考えあぐねたところ
果肉はジャムやドリンクに。
そして
初めて「夏みかんピール」にチャレンジ!
 
皮のアクをぬいてから(この工程に2日間)
砂糖でぐつぐつ。

 
料理は苦手だけど食べることが好きなので
その情熱でがんばりました!
 
甘く煮詰めたら、
3日間乾燥させるそうです。
 
 
食べるのが待ち遠しいです。

なかなか手間ひまがかかりましたが、
食べることが好きなので苦になりませんでした。
 

努力って、好きなことが目標なら自然とできますよね。
私が昔、犬の介護士になろうと努力した時、
とにかく好きな仕事のためだったので
全然苦になりませんでした。


犬が大好きな方、シニア犬と接するのが大好きな方、
老犬介護という道を一歩踏み出してみませんか?

 
 
 

犬の介護士、シニアドッグアドバイザーを目指す方のためのセミナー

6/11にスタートします

 

受講生様募集中 (13期生)

 

本コースの前に、冒頭のセミナーをご受講いただけます

5/7 オンライン先行お試しセミナー (チャリティー:参加費は動物保護のために寄付します)

 

 

2022年4月6日水曜日

愛犬の介護。その先に見える景色

シニアドッグ介護習得コース講師の寺井です。

先日、受講して下さった方が感想をインスタグラムで書いてくださいました。

 

読んで胸がじーん・・・としてしまいました。

前半部分をご紹介します。

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

寺井先生のシニアドッグ介護習得コースの最終対面セミナーを終えました。
犬へはもちろん、飼い主さんへの愛と細やかな気配りに満ちた先生のお話はとってもタメになるものばかりで。
長年の現場で活かされてきたたくさんのリアルな知識や知恵、スキルを学ぶことができ、とても幸せな講座でした。
⁡私自身、約6年前にオーブのプチ介護を経験しましたが、今回学んでみて、改めて、オーブの介護は初歩の初歩だったんだなぁと。

もちろん、当時は手探りで試行錯誤の日々、寝不足や腰痛などしんどいこともあったけど。
寝たきりになったのも最後の一週間だけで、そんなに手もかからなかったんだと思うのです、今となっては。
⁡今回、きちんと学んでみてよかった。本当に。
幸いオーブは大事に至らなかったからよかったけど、誤ったやり方(危険になりかねない)をしていたなんて学ばなければ知らなかった。
こうしてあげてたらよかったと、目から鱗、オーブごめんよ、の嵐でした。
老犬介護は、リアルに大変だし、身体的にはもちろん、メンタルもキツいことも正直、多々あります。
私は、今思い出すと、楽しい老犬介護時間だったぁ♪って思うけれど、

もちろん、ずっとハッピー!!ニコニコ♪でいられたわけじゃない。

いつも笑顔で接していた・・・でも、ずっと100%を維持するのはなかなか難しい・・・いや、無理でした。


だからこそ、1人で抱えこまない、不安を吐き出す、時には誰かに頼ることもとっても大切。


飼い主も、わんこも、お互いに無理なく、少しでも快適にハッピーな時間を紡いでいくこと。
そんな宝時間を思い出にできたなら、きっとその先に見える景色は変わるはず。

 

(可愛いオーブちゃん。許可を得て掲載させていただきました)

 

 

この続きはohbu.20さんのインスタグラムでご覧ください

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

今、老犬介護のセミナーはたくさんあるようです。

ただ、私がお伝えしたいことは技術的なことだけでは

けっしてありません。

 

私がこの老犬介護士として仕事をしてきて思うこと、

それは

愛犬が旅立った後、

「介護していた日々も良い思い出」として

心に残っていってほしい、ということ。

 

介護というのは大変です。

 

愛犬が寝たきりになると、水分補給、食事、排せつ、全てのことをご家族が介助しなくてはいけません。

1日も休みなく、愛犬の生活を支えていきます。

時には、徘徊や夜泣きもあります。

24時間、不眠不休で愛犬のお世話を行ない

うつ病に近い状態になっているご家族もいらっしゃるのです。

それが「介護」の現実です。

 

十数年いっしょに暮した愛おしい愛犬との最期のひとときが

そんな辛い思いの毎日では、

悲しすぎると思うのです。

人も犬もつらくて悲しい思い出になってしまいます。

 

だからこそ、介護の生活を

少しでも快適に

少しでも明るく、前向きに送れる手伝いが必要です。

訪問介護や、介護アドバイスでご家族とシニアドッグのサポートをしていくのです。

 

サポートを得て、精神的にも身体的にも少し楽になると

「心と体に余裕」ができます。

余裕があれば、介護をしていても

愛犬の嬉しそうな顔、すやすや眠る可愛い寝顔、よく食べる顔、

全てが愛おしく、それを見守る瞬間瞬間が

かけがえのない時間になります。

 

私は訪問介護に行っている時、

「時間よ、止まれ!」と思う時があります。

おかしいですが、本当なんです。

シニアわんこさんの可愛い寝顔を

いっしょにひなたぼっこしながら見つめる瞬間。

そんな瞬間が永遠に続けばいいな、と思うから。

 

ゆとりがなく

精神的にも、体力的にも切羽詰まっていたら

どんな人でも

そんな瞬間は、つらいものになってしまいます。

 

だからこそ、老犬介護士として

少しでもご家族の負担を減らしたり

シニアドッグが快適に、楽しく過ごせるサポートをしていきたいのです。

 

そういうことを、シニアドッグ介護習得コースを通して

お伝えしたいと思っています。

修了生さんには、そういう気持ちで仕事をしていってほしいと願っています。

 

そんな願いが、しっかり届いている、とohu.20さんのインスタグラムを見て分かりました。

ohbuさんはアニマルコミュニケーターでもいらっしゃいます。

今後は、プラスアルファで介護にかかわることもしていってくださるようです。

 

 

シニアドッグ介護習得コースの修了生さんが

新たな介護のサポーターとなり

介護で困っている方々の助けになってくださると

心から嬉しく、心強い気持ちでいます。

 

 

ohbuさんの言葉、素晴らしいと感じました。

 

飼い主も、わんこも、お互いに無理なく、少しでも快適にハッピーな時間を紡いでいくこと。
そんな宝時間を思い出にできたなら、きっとその先に見える景色は変わるはず。

 

本当にこの通りだ、と思います。

愛犬の介護。

老犬介護士やアドバイザーにお手伝いさせてください。

そして、介護の時間を宝物にしてほしい。

そうすれば、その先の景色が変わるはずですから。

 

 

 

 

 

 

犬の介護士、シニアドッグアドバイザーを目指す方のためのセミナー

を行なっています

 

6/11スタート

 

本コースの前に、冒頭のセミナーをご受講いただけます

5/7 オンライン先行お試しセミナー (チャリティー:参加費は動物保護のために寄付します)