主宰者の一人であり、
シニアドッグ介護習得コース 講師の寺井聖恵です。
去年、今後のドッグライブリー協会の運営について考えた時期がありました。
私たち主宰者がどのように運営していきたい、という希望だけではなく
受講生様にとってはどうあればいいのか、も含め考えておりました。
その時に相談に乗っていただいた方に聞かれました。
「寺井さんは、ドッグライブリー協会が将来どういう風になっていればいいと思いますか?」
と。
その時に、私が何も考えずに反射的にお答えしたのが
「法人化して大きくしたいとか、有名になりたい、とか そんな気持ちはないんです。私は介護を学んでくださった卒業生さんたちと、時には会ってお茶でも飲みながら老犬介護のことを、シニアドッグケアのことなど話し合ったりしたい」
と。
私に聞いた方は、ちょっと意外だったのか
笑っていました。
そして言った私も驚きました。
「そうか、そうなんだ。」と。
よく考えてからの答えよりも
パッと出た答えの中に本音があることが多いと思います。
私が目指しているのは、「学んでもらって終わり」「卒業したら終わり」というものではありません。
修了したら、将来的にはぜひ「犬の介護」で困っている方々のサポートにまわっていただきたい、と考えています。
どんな形でも構わないのです。開業してもいい、フリーランスでマイペースにしてもいい、ボランティアでもいい。
でも、ドッグライブリーで知ったことを、ぜひ役立ててほしい、と思っています。
ですから、修了されても会ってお話したり
研修に参加していただくのは大歓迎です。
希望者様にはシニア犬について学ぶことができるイベントなどに同行していただくことも。
介護は経験がとても大切です。
ドッグライブリーで得た知識はあくまでも基礎。
その基礎の上に、どんどんご自身で介護経験をしていっていただきたいです。
今日は、あるシニア犬の床ずれケアの研修。
私の訪問介護に同行していただき、実際にケアをしてもらいました。
(訪問先のご家族には事前に了承を得ています)
そして訪問の後は、お茶をゆっくり飲みながら
シニアドッグのケアや介護談義をしました。
研修生さんの今後のお話なども。
そんな時間がとても楽しいのです。
そして、思いました。
「これがドッグライブリーの理想の形」なのだと。
少人数制でのセミナーは
本当にこじんまりしていて
「スクール」のような雰囲気はありません。
丁寧に心をこめてお伝えしています。
お伝えする内容は、本に載っているようなことではありません。
介護の現場からの様々なノウハウです。
そして、卒業生さんとは
卒業後は仕事仲間として会うことができれば
とても嬉しいです。
まだまだ少ない犬の介護士。
シニアドッグアドバイザー。
少しでも志が同じ仲間が増えたらいいですし、
介護士同士のつながりが広がれば
きっと一人ではできないことも
できるような気がします。
小さいけれども未来に向かって
一歩一歩。
一人ではなく時には協力して。
そして楽しく。
それが理想の形であり、めざすものです。
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