2022年7月7日木曜日

「良薬五感に楽し」 

 愛犬の植物療法の猪野です。

夏になると、早朝のベランダでハーブたちのご機嫌を伺うのが私の日々の楽しみのひとつです。

この季節はハーブたちも緑の葉と茎をぐんぐんと伸ばします。

そして仕事から帰宅する夜にはまた一段と葉を伸ばしています。まさにのびのび!です。

そんなハーブたちは、小まめに枝葉の先を摘むとそこからまた枝分かれをしてどんどんと繁ってゆきます。

今朝もハーブを摘み・・・・オレガノ、バジル、ベルベーヌ、ローズマリー、イチゴ



すぐに使えなかったので小さなタッジーマッジーにしてみました。


タッジーマッジーは中世のヨーロッパで伝染病などから身を守るものとして、ハーブを束ねて小さなブーケにして持ち歩いていたそうです。
現代のように衛生的ではない時代。抗菌などの働きを持っているハーブとその香を身に着けていたのでしょうね。

魔除けや匂いを消す意味合いなどもあったそうです。当時の人たちは実用面で持ち歩いていたのかもしれませんが、消毒薬などを持ち歩いている現代の私たちから見ると、なんて優雅な予防対策なんだろうと思ってしまいます。

タッジーマッジーでコロナ消毒!というわけにはいきませんが、こんな素敵なものを持ち歩くという心のゆとりは持ちたいですね。

タッジーマッジーは私の手と比較しても小さいことがわかりますが、とてもよく香ます。


空間にふんわりとハーブの良い香りが漂います。
香りの組み合わせを考えて摘んだわけではありませんが、色々な香りが混ざり合って、嫌な香りになるどころかとても深くていい香りです。
これもハーブの素敵なところです。

タッジーマッジーはフレッシュな状態なので、麻紐でくくってしばらくキッチンに吊るします。

色と香りを楽しみながら・・・・
このままブーケガルニとしても使えそうですね。

私が大好きな犬とハーブ。
犬の植物療法ではハーブの働きなどをお話ししています。
どうしても「どのハーブはなにによい」というところに注目してしまいます。
それは私も、受講してくださる皆さんも愛犬がなにより大事で愛おしいからだと思います。

それを含めて、私は植物をなにげない日常の中のひとつとして楽しんでほしいと思っています。
「良薬口に苦し」と言いますが
皆さんにとって植物療法が「良薬五感に楽し」になるといいなと願っています。
楽しいところがあれば心と身体にもよいはずです。
ハーブの成分も楽しいとの相乗効果でもっともっと身体の中で広がると思うのです。
大げさでしょうか?

「良薬五感に楽し」
です。









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