2019年8月10日土曜日

「犬の介護のプラスアルファ」をお伝えします

ドッグライブリー協会、シニアドッグ介護習得コース講師の寺井です。

ドッグライブリーでお伝えしている介護には
「楽しく」という要素がたくさん入っています。

「介護」というと 暗いイメージになりがちですが
私は、たくさんの介護をしながら
心にはいつも「楽しく・前向きに」という気持ちでシニア犬たちと接してきました。

介護で重要視される、食事、水分補給、排泄補助、寝返り、立位補助、歩行補助などの方法。
介護の大切なベーシックです。
「介護技術」というクラスでしっかりお伝えしています。

ただ、そのベーシックに
プラスアルファの介護、をお伝えしようと努めています。

それは介護するシニア犬が、安心して、なおかつ楽しく過ごしてもらえる介護です。

ドッグライブリー協会のシニアドッグ介護習得コースの
初日、一番大切な内容をお伝えします。
それが「シニアドッグの心と体」という内容。
シニアドッグの気持ちと体を理解して、初めて介護に携わることができると思っています。

人の無意識の動きや方法が、実はシニア犬には
少し「怖い」と感じてしまうことがあります。
それを、「安心」や「快適」に変えることで
人も犬も楽しく、安心した毎日を過ごすことができます。


シニア犬への接し方だけではなく、
絆づくりもポイントです。
人と犬はいっしょに何かをしてより深く絆を作っていきます。
例えばお散歩。
「楽しいね!嬉しいね!風が心地いいね!」
「おいでー。うん、行くよー」
「さあ、いっしょに行こう!」
こんな気持ちのキャッチボールと、いっしょに楽しむ気持ち、連帯感が絆を作っていきます。
ただ、介護が必要になってくるシニア犬は
お散歩に行くことがままならなくなってきます。
自分の足で自由自在に歩くことが難しくなった場合・・・
でも、そんな時でも「いっしょに楽しむ」ことはできます。


それが無理のない範囲で行なう「脳トレゲーム」。
ゲームをしたり、負担がない範囲でゆっくり歩いたり立ったりしてもらいながらのゲーム。
実際に、私が介護先のワンちゃんたちとしてきた遊びです。

写真のリコシェちゃん。
自力で立つことができなくても、この時は
フセで自分の体を支えることができてました。
そんなリコシェちゃんは脳トレゲームが大好きでいつも真剣に遊んでくれました。

リコシェちゃん。介護の時には脳トレも♪

おやつを見つけた
リコシェちゃんの嬉しそうな顔が忘れられません。
シニア犬一頭一頭が動ける範囲の中で行なう運動&遊びです。

気を付けるポイントなどをセミナーの中でお伝えしています。


ダックスのロビンくんも、介護でお伺いしていましたが
何とか少し立つことができていたので
筋力キープをかねてゲームをしました。
ロビンくん、筋トレ&脳トレ中

上手に楽しく遊んで筋力キープ!
ドッグライブリーがお伝えする「介護」には、こんなプラスアルファがたくさんあります。


1週間前のシニアドッグ介護習得コースでも
受講生さまに遊んでいただきました!
(開催スケジュールによっては、自宅のワンちゃんとしていただくこともあります)

 おやつはどこかな~


 これ、どうやってひっくり返せばいいの?



 次は何するの~?



カミカミ楽しいぞ~



このお姉さんのくれるものは何かな~?



わくわく!



とっても楽しかったよ~!!



みなさん、それぞれの脳トレグッズを考えてくださり
上手な声がけをしながら脳トレゲームをしてくださいました。

「犬の介護」。
私はこの「介護」を単なる介護とはとらえていません。
シニア犬の心も、ご家族の心も大切ですし
安心&快適な介護であることも大切です。

そんなドッグライブリーの介護を、今後もお伝えしたいと思っています。


9月から新たな「シニアドッグ介護習得コース」が始まります。
大切な介護技術を学びながら、さらにプラスアルファも学ぶことができます。

ぜひ詳細はご覧ください。
ドッグライブリー協会 シニアドッグ介護習得コース
詳細へ
【9/14(土)スタート 月に1度5ヵ月間】

老犬介護士、犬の介護士の学び



愛犬のための植物療法コースも開催中。
9/14スタートコース 残席1名様です

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