2023年10月28日土曜日

シニア犬介護の輪が、少しずつ・・・

シニアドッグ介護習得コースの寺井です。

昨日は、10/13に始まったコース、2回目でした。

シニアドッグアドバイス 「住環境」、そして 「食事」という内容です。


まだ2回目にもかかわらず、参加者様からは積極的に質問があがり

皆さんの意気込みがとても素晴らしい、と感じました。


質問は歓迎です。

分からないまま、疑問のまま進んでいってしまわないように

気軽にご質問いただきたいと思っています。

そのために少人数制にしています。


次回はいよいよ対面での「介護技術」です。

今期は2回の対面を設けています。

コロナが落ち着いてきましたら、対面セミナーを増やしていっています。


ただ、遠方の方は大変ですので

オンラインと対面との割合が悩みどころ。

皆さんの意見をお聞きしながら、より良くより受講しやすいコースを行なっていきたいと思います。


今週の半ば、個人的な仲間と共に

鎌倉で小さなイベントを行なったのですが


そこにシニアドッグ介護習得コースの修了生さんが愛犬、すみれちゃんと一緒に

遊びに来てくれました。


ゆっくりお話しすることができて

嬉しい時間になりました。


今後、介護士の道を目指したい、と前向きに進み始めた修了生さん。

心から応援しています。

介護の輪、少しずつ 少しずつ広がっています。





2023年10月14日土曜日

シニアドッグ介護習得コース 16期スタート

 シニアドッグ介護習得コースの寺井です。

今日からシニアドッグ介護習得コース(16期)が始まりました。

初日から、午前中1時間半。

休憩を挟んで午後2時間半。

受講生の皆様、本当にお疲れ様でした。


皆さんの「犬が好き!」「シニア犬が大好き」

「介護で人の役に立ちたい」という気持ちを感じ、

とても嬉しく心強い気持ちがしました。


 

 


忙しい方々が多いですし、

葉山から遠方の方もいらっしゃいますので

7回にギュッと濃厚に詰め込んだコースになっています。

なので、

「受けてくださる側の方は大変だろうな〜」と

いつも思っています。

 

なので、なるべく見やすいテキストを

とか

コミュニケーションをとりながら、

など工夫はしていますが・・・

いつも受講生さんのことが気がかりです。

 

 

でも、昨日のセミナーの最後に

感想をお聞きしたところ

「あっという間でした」

「分かりやすいです」

「受講前からワクワクしてましたが、今もワクワクしていて・・・」

「介護を明るく捉えられます・・・」など

嬉しい言葉をたくさんお聞きし

ホッといたしました。

 

楽しく受講していただけるよう

分かりやすくお伝えできるよう

これからも努めていきます。

 

そして、何より

この仕事のやりがいや、

シニアわんこさん達の可愛いらしさ、賢さ。

ご家族との交流が温かく

いかに私の人生を豊かにしてくれているのか

そういうことも一緒に伝わるといいな、

と思っています。

 

 

シニアドッグのセミナーに

ちょいちょい乱入してくる

うちの大猫、まめ太。

昨日は、珍しく

静かにしていました。

初日だから遠慮したのでしょうか?

 

まめ太「えんりょしたニャ」

 

 

 

 

セミナー中、

訪問介護先のママさんからレスキュー要請があり

 

セミナーが終わった後に

急きょ訪問しました。

 

私が持って行ったのは

「床ずれケア」アイテム。

 

普段、介護で必要なものを

「床ずれ」「衛生」など

用途別に分けて収納しています。

なので、必要な時は

このケースごと

車にのせていきます。

 

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機動力が私の、長所です!

シニア犬のためなら

すぐに動けます。

 

「床ずれ」はお話を聞くだけではよく分かりません。

実際に見てみないと分からないので

行って確認すると、幸い

まだ「床ずれ」にはなっていませんでした。

でも、なりそうな気配・・・

一緒に抱えて持って行った

低反発マットを使っていただきながら

床ずれ予防に専念していただくことに。

 

 

帰宅して、この床ずれケアのアイテムを入れた

ケース達はそのまま棚へ。

片付けも楽々です♪

 

介護は使うものが色々あります。

なので、準備・片付けに時間がかかります。

それをいかに効率的にするか、というのが

日々の仕事に大きく関わってきます。

 

 

ですが・・・

セミナーをしていた部屋に戻ると

私の資料などを猫のまめ太がイタズラしてました・・・。

(普段は片付けて出かけるのですが時間がなかったため、そのままにして行きました)

 

「こっちを片付けないといけないのかー・・・」

 

全ては

うまくはいきませんね(笑)



次回、17期は2024年、2月スタート予定です。

現在、スケジュールを調整中です。

決定致しましたら

キャンセル待ちの方々からお知らせいたします。

しばらくお待ちくださいませ。




2023年9月30日土曜日

犬用車いす 研修会のお知らせ

シニアドッグ介護習得コース 修了生様にお知らせです。

11/12(日)、「犬の車椅子オフ会 in千葉」が

車いす製作のわんうぉーくさんの主催で開催されます。

ドッグライブリー協会も犬の介護相談で参加いたします。


犬の車いすについて、学びませんか?


11/12(日)9時半~16時半

場所:千葉県君津市人見1462-1

神門村喫茶Zizi


研修についての詳細は、修了生様宛に昨日、

メールでお送りしております。

メールが届いていない方で、内容に興味のある方は寺井まで

ご連絡ください。


※こちらの研修は限定人数での募集のため
募集申し込みの受付は10/2(月)午前10時から
先着順といたします。
ご注意ください。



ルネくん16才。犬用車いすは、彼のお散歩の大事なパートナーです
(車いす:わんうぉーく)

2023年9月2日土曜日

シニアドッグ介護習得コースからのお願い

シニアドッグ介護習得コース 講師の寺井です。


いよいよ来月、10/13シニアドッグ介護習得コース、始まります!

ありがたいことに満席となっております。


参加のお申し込みされた方々には、

本日、メールで手続きなどのご案内をお送りしました。

ご確認ください。


尚、キャンセル待ちの方が数名いらっしゃいます。

もしも、キャンセルがご必要な場合は速やかにご連絡いただきますよう、

よろしくお願いいたします。


まだまだ知られていない犬の介護、そして老犬介護士。

もっともっと知っていただき、介護に悩むご家族のサポートができたら、と思っています。



今日、とあるお客様からメールをいただきました。

その結びに

「これからも犬のことで悩んでいる人の希望の存在として

がんばってください。」とありました。


嬉しかったです。

ジーンとしました。


「希望の存在」


介護を通して

介護のお悩みを通して

人と犬の希望の存在として頑張ることができる。

こんなに素晴らしいことはない、と思っています。


謙虚さを忘れず、今後も経験を積みながら

同じ道を目指す方々に

シニアドッグ介護をお伝えできれば、と思っています。







2023年8月29日火曜日

ルネくんとライアちゃんの取材で

シニアドッグ介護習得コースの寺井です。


今、介護とアンチエイジングのエクササイズについての取材を受けています。

週末、私が訪問して

介護やケアなどを行なっているお客様の元で

撮影が行われました。


 

以前から訪問しているルネくんのおうち。

 

ルネくんは16才のコイケルです(犬種)。

とっても可愛らしい男のコです。

 

 

普段、ルネくんには

ハーブ湿布やマッサージなどのケアをしています。

 

訪問時に、ママさんのお話をお伺いし

介護に関わるアドバイスも時々していますが、

あまりその必要はありません。

なぜならママさん、愛犬の介護は経験者なのです。

 

ラブちゃんの介護、レオくんの介護。

(ふたりとも立派に天寿をまっとうしました)

そして今はルネくんの介護をされています。

私もラブちゃんの時からサポートさせてもらっています。

 

なので、ママさんは

もはや介護のプロ?のような方。

 

もちろん、慣れていても介護は大変です。

それにワンちゃんの状態は1頭1頭違うわけですから

その都度色々なことがあるのです。

 

でも、ルネくんのママさんはいつも前向きに

明るさを失わずに介護されています。

もちろん、私も「明るさ」を持ち続けられるよう

サポートをしたいと思っています。

 

あまりにも心身が疲労していると

「明るさ」は持てないものですから・・・。

 

 

 

実は、取材って大変なんです。

特に今回はテレビ。

ラジオだったら声だけなので

ちょっと気楽です(笑)。

 

準備も撮影も。

する側も、される側も大変。

 

ですから、簡単にお願いできなことなんです。

いつも取材の依頼を受けて悩みます。

 

 

でも、今回は

大変なことと分かっていながら

ルネくんのママさんにお願いしました。

 

ルネくんのママさんの「明るさ」が

画面を通して伝わればいいな、と思ったからです。

 

「介護=悲しいこと」ではないということ。

 

介護が必要な状況になっても

わんこさんは幸せでいられること。

愛情をたっぷり注いでもらっていれば

わんこさんは、安心して過ごせるということ。

 

それが番組を通して

少しでも多くの方に伝わればいいな、と思います。

 

もちろん、少しでも

「愛犬に介護が必要になることがある」ということや

「介護をサポートするサービスがある」

「老犬介護士という仕事が世の中にある」

ことも知っていただきたいです。

 

 

 

カメラマンさんが、ベッドで眠っているルネくんを撮影。

その時、ルネくんの妹分、ライアちゃん(ジャックラッセル・10才)は

興味津々でカメラマンさんの周りをちょこちょこ。

 

しっぽぶんぶん!

 

わかりますか?

ライアちゃん、しっぽを振って

「何してるのー?」と(笑)。

 

 

カメラマンさん、「かわいすぎますねー」と

ディレクターさんにニコニコしながら話してました。

スタッフの皆さん、とても良い方々で

安心して取材を受けることができました。

 

 

実は、ライアちゃんは

バランスディスクの才能が素晴らしいわんこさん。

介護の撮影の後は、ライアちゃんのバランスディスク・エクササイズの取材も。

 

とっても上手に嬉しそうにエクササイズしてくれたライアちゃんです。

 

 

一連の撮影が終わり、

ママさんのインタビュー。

 

皆さんが1階に移動して撮影している時に

私はルネくんやライアちゃん達のそばにいました。

 

ルネくんは、落ち着いて

すやすやと寝息を立てていました。

 

そして、思いつきました!

この瞬間を記念に収めたい、と。

 

ルネくんの横に座り

不器用ながらセルフタイマーで撮影をしようとしたところ・・・

 

ササッ!!

 

 

何かがよぎった?!

 

 

 

可愛いライアちゃんです♪

 

へそ天しながら

 


 

 

というわけで、三人で!

 

2023年8月6日日曜日

行動力とモチベーションを。私はここにいます。

ドッグライブリー協会の寺井です。

5月から行なっていた「シニアドッグ介護習得コース」。

15期生の皆さんのカリキュラムが、昨日で全て終了しました。

老犬介護士やシニアドッグアドバイザーとして活動していくためのコースです。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。


コースが終了し「今回も無事に終えることができた」という

充足感、ホッとする気持ちと

終わってしまった、という寂しい気持ちの両方が心にあります。


このコース、すでに15期。

でも毎回、参加してくださる方々は違います。

私は毎回「一期一会」の気持ちで向き合っています。

「シニアドッグ介護習得コース」。

ここでお会いできたのがご縁。

コースが終わった後も、ご縁が続くのが一番嬉しいのですが

そうもいかない事情が出てくるのも現実。

参加者様の中には「多忙になってしまった」「進む道が変わってきた」「家族の事情で・・・」

など、さまざまな事情により終了したらそれが最後で

お会いできなくなることもあります。


なので、「一期一会」。

今日お会いできて、お話できて、

私の「犬の介護」についてのノウハウや考え方をお伝えできる「今が大切」。

「今に集中する」

「今を大切にする」

そう思っています。



私は介護をお伝えする講師という立場ですが、

毎回参加者様から学ぶことも多いです。

自分と違う考え方、物の見方、言葉選び、などなど。


訪問介護や介護相談でいろいろなお客様と接します。

愛犬のお世話、介護を一所懸命されているご家族です。

中には戸惑っていたり悩んでいたり、大きなストレスを抱えている場合も。

そういう方々の気持ちに寄り添って、お手伝いをするのが私の仕事だと思っています。


そのためにも多くの方々の考えやご意見に触れる、というのは

とても勉強になります。


今回受講してくださった皆様も、それぞれに素敵な個性や考え方をお持ちの方々でした。

終了した今、私が願うのは

みなさんが近い将来、

お伝えした老犬介護のノウハウを活かして、ご自身の個性を活かして

楽しく前向きに活動してくださることです。


もちろん、「仕事をしていくこと」というのは

簡単なことではありません。自分が動かなかれば何も始まりません。

ご自身で一歩一歩、実現するために行動していただく必要があります。


人が仕事をしていく上で、なくてはならないのが行動力と共に

「モチベーション」。

これを持ち続けていられないと、途中で

「もういいか」となってしまいます。

日常生活に流されながら、「あきらめること』というのは簡単にできてしまうのです。


皆さんが、モチベーションを保ち続けることができて

実現するために一歩一歩行動してくださることができますように。

モチベーションが下がってきてしまった、

どう進んでいけばいいのか分からない、

迷う気持ちでいっぱいになってしまった、

そんな時にはぜひご連絡いただきたいと思います。


単なる近況報告でもかまいません。

コースは終了しましたが、老犬介護という仕事が大好きで

「老犬介護士」をもっともっと増やしていかなければ、と考えている私、寺井はいつもここにいます。


皆さんのこれからの活動を楽しみにしています。

またお会いしましょう!

これからは「犬の介護仲間」として。



2023年7月26日水曜日

シニアドッグ介護習得コース 満席のお知らせ

 シニアドッグ介護習得コースの寺井です。

募集を開始して2週間ですが

10/13からスタートするシニアドッグ介護習得コースは

おかげさまで満席になりました。

ありがとうございます。

キャンセル待ちは随時受付中です。

次期は2024年の3月頃を予定しておりますが、ご希望者が多い場合は時期を早めるなど調整しようと思っております。

お気軽にお知らせくださいませ。






 





2023年7月23日日曜日

言葉のチカラ。

シニアドッグ介護習得コース、講師の寺井です。

先日、私の父親と同世代、年配のお客様とお話ししていた時のことです。

その方は、離れて住むお嫁さんに大変ご立腹な様子でした。

「こんなことを言われて頭にきた!」と・・・。

それを聞いていた私は、お気持ちをなだめようと思って

「悪気はなかったんでしょうね・・・」と言ったのですが

「悪気がある、ないは関係ない! 事実、こうして自分は傷ついているんだから!」と

おっしゃっていました。

 

それを聞いて、「それもそうかもしれない・・・」と思いました。

いくら悪気がなくても

相手を傷つけていることには違いないのですから。

 

言葉は簡単に口から出てきます。

だからこそ気をつけなければいけないものなのです。

 

昨日はドッグライブリー協会シニアドッグ介護習得コースの日でしたが

「シニアドッグカウンセリング 介護相談、アドバイスノウハウ」を

お伝えしました。

愛犬の「介護相談」はニーズが高く

これからも必要とされていく分野です。

介護方法が分からず悩んだり困ったりしているかたが

とても多いからです。

 

この「介護相談」でのポイントも

「言葉の使い方」です。

 

言葉は上手に使えば問題ありませんが

選び方によっては

困ったことになりかねません。

 

アドバイスの言い方によっては、前向きに取り組んでいただけることも

不用意な物言いによって

相手に不快感を与えたり

誤解を招いてしまうことも。

 

言葉によって介護でお困りの方の

気持ちを軽くすることもできる。

でも、間違えれば傷つけてしまうこともある。

 

それを自覚しているからこそ

私はいつも言葉には気をつけています。

 

ゆっくり分かりやすくお話しする。

そしてなるべく前向きな言葉を選びたいと思っています。

 

 

 


言葉を話さない動植物は
「言い方で誤解される」なんてことはありませんね。
 

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夏の移動は熱中症に注意!

 

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暑い日が続きます。

みなさん、お体にお気をつけて♪




 

 

 

★ドッグライブリー協会

シニアドッグ介護習得コース

わたくし、寺井が講師をしているシニアドッグ介護習得コース。

10/13(金)からスタートします【16期】。

新たに対面セミナーを2日間にするコースとなりました。

オンライン5日 対面2日(神奈川県・鎌倉)

受講生募集中です。

詳細はホームページでご覧ください。

 

犬の介護資格

少人数制のためお早めにどうぞ。

 

 

 

ドッグライブリー協会

 

2023年7月11日火曜日

シニアドッグ介護習得コース 10/13スタート

ドッグライブリー協会、シニアドッグ介護習得コースの寺井です。

次期コースのカリキュラム、スケジュールが決まりましたのでホームページなどで公開しました。


日程は10/13(金)〜2024, 1/26(金)となり

ホームページに概要を掲載いたしました。

お問い合わせ、お申し込みくださった方に詳細のスケジュールをお送りいたしますので

お気軽にご連絡ください。


10月からのこのコース。

早いもので16期となります。

今回は金曜日開催でスケジュールしました。

通常は土曜日開催が多いのですが

土日はお仕事、という方もいらっしゃるので時折

金曜日開催で行ないます。

普段、土曜日は難しいという方はぜひ今回のコースにご参加ください。


これまで同様、オンラインをメインにしたコースで遠方の方でも学びやすくなっております。

全7回ですが、これまでは6回がオンライン、1回が対面でのセミナーでした。

それを改編して、5回がオンライン、2回の対面に変更いたしました。


「介護技術」は2回の対面セミナーで、しっかりお伝えします。

やはり、技術的なこと(動作など)はオンラインよりも対面での方が

お伝えするのに効果的ですし、受講してくださる方々も直接会って学んでくださる方が

理解しやすいようです。

これまで丸1日かけて技術的なことをお伝えしていましたが

それを2日間に分けて学んでいただきます。


会場は新たに鎌倉といたします。

JR鎌倉駅から徒歩8分ほどの場所にある

LIKE Cafeが会場になります。

犬と暮らす人たちの憩いとなっている場所です。

観光客に人気の高い鎌倉ですが、少し奥まった場所にあり

静かな環境で学んでいただくことができます。


お問い合わせや、お申し込みはホームページからどうぞ。

お気軽にご連絡ください。

(以前からお問い合わせくださった方々にはすでにメールで詳細のスケジュールをメールでお送りしております。ご確認お願いいたします。)


シニアドッグ介護習得コース

老犬介護、シニアドッグアドバイザーを目指している方

犬の仕事、保護活動をしている方々など【少人数制】

ホームページはこちら

満席になりました。キャンセル待ちは受付中です



 






2023年7月10日月曜日

愛犬にハーブケアをどう使う?の案内人です

 愛犬の植物療法の猪野です。

6月からの愛犬と楽しむ植物ケア講座が始まり、週末は2回目の講座となりました。



今回からは午前・午後の1日講座となりました。

座学の1日講座ですが、皆さんとても熱心に講座を聞いてくださっています。

私自身が犬との生活に役立つことをお伝えしたいという気持ちで講座をしているので、情報量も多くなってしまうことがあります。


それでもできるだけ、わかりやすく。
植物療法を難しいものにしたくないという気持ちがあります。


2回目の講座のテーマはハーブを使った外用ケアでした。
ハーブの香りと薬効を使って、皮膚や心のケアをするものです。
そしてもう一つのテーマは、春のケア。
春という目まぐるしく移りゆく季節を快適に過ごすためのハーブたちについてのお話しです。

医学が進んでゆくのと同時に、植物も医学や化学が進むと色々なことが解明されていきます。

ハーブ、植物は元々古代から経験値で使われてきました。
そして、それが成分という形で解明されてくることでハーブの広い、多岐にわたる働きがわかるようになりました。

私の役目はただ薬効や成分を伝えることだけではなく、それを犬との生活に活きた形で取り入れる方法をお伝えすることです。

私たちが自分や家族の健康を考えて生活をするのと同じ。
犬のケアも犬との生活の一部です。

特に犬たちにはケアが「楽しく」て「心がワクワク」することになったら最高です。
「これいい匂いだなあ」「なんか美味しそうだよ」「ママと一緒に気持ちいいなあ」「ママの笑顔が嬉しいなあ」
身体のケアや病気の予防だけでなく、ハーブを通じて犬とご家族の楽しい時間の発見になるように。
それが何より伝えたいことです。

楽しくケアするには、知識も必要です。
講座はそのための勉強なのです。

そこでの私の役割は、知識とともに楽しくケアをするための「案内人」です。

いつかご家族と犬たちが
「楽しかったね」「ワクワクしたよね」
と思うような、そう言えるような生活になるよう。

講座は6月クラスがスタートし、次回のクラスは10月のスタートを予定しています。
スケジュールは決まり次第、ブログやHPでお知らせしていきます。

Instagramからも私自身と犬の生活やハーブのことを載せています。
よろしければ覗いてみてくださいね。
       ↓



2023年6月25日日曜日

悲しいことではなく、自然なこと。

 シニアドッグ介護習得コース 講師の寺井です。
昨日はシニアドッグ介護習得コース、第4回目。
介護技術の総まとめと、新たにケーススタディというステップが始まりました。
 
知っていただいた介護技術をどう介護の現場に役立てていただくか
私の介護経験をもとにお伝えしていきます。
 
回を重ねていくにつれ
参加者様の質問が増えてきました。
ご自身の気持ちをお話ししてくださることも。
 
それが嬉しいです。
犬の介護を通して、、、
そう。介護だけではなく
私たちは色々なことを考えます。
 
「歳をとるということ(老いる)」
「歳を重ねていく側で、支えていくということ」
「どう支えるか」
「生きる力が尊いこと」
「いつか旅立っていくということ」
 
昨日は人の介護の話も出ましたが
人の介護も犬の介護も考え方や捉え方はとても似ていると思います。
 
歳を重ねて、いつか旅立っていく。
側にいる者は、
その命を尊重しながら支えるとういこと。
 
人も犬も
歳を重ねていくにつれて
様々なことができなくなってくるかもしれません。
歩いたり立ったりすることができなくなる。
目が見えにくくなる。などなど。
 
でも、それは悲しい事ではなくて
ましてかわいそうな事でもなくて
自然なこと。
命は全てそういう過程を経て
最期に旅立っていくのだから。
 
でも、どう旅立っていくのか、は
側で支える者によって変わっていく。
 
最期のひとときを、安心して
心地良く、穏やかに。
時に楽しく。
そういう時間をなるべく増やしたい。
そのお手伝いが、私の考える介護です。
 
 
昔、私がボランティアや仕事で関わっていた介助犬育成団体。
残念ながら今はもうないのですが
その団体で介助犬の候補犬だったピースくん。
 
先日、大往生しました。
昨日が四十九日。
仕事で訪問できなかったので、数日前に行ってきました。
 
候補犬時代に若年生白内障が見つかり
介助犬にはなりませんでしたが、団体の代表が最期まで自宅で
たくさんの愛情を注ぎました。
代表にとって大切な家族でした。
 
持病がありましたが、様々なケアで病気の症状はだいぶ治り
最後は老衰で旅立ちました。
最期の最期まで幸せなピーちゃんでした。
 
若い頃のピーちゃん。
私はピーちゃんのお散歩やシャンプー。
いろんなお世話をしました。
 

 
 
厚木の広い河原。
ロングリードで一緒に走り回りました。
2時間のロングお散歩。

 
あの頃は私も若かった(笑)
ピーちゃんと一緒に走り回って転んで
しょっちゅう手足を擦りむいてました。
 
 
 
 

11年前の写真。
 
代表が体調を崩して入院した時には、あずかってしばらくお世話していました。
当時は、すでに老犬介護の仕事をしていましたが
賃貸マンションで暮らしていて、うちであずかることができず
主人の母に頼んでピースくんと私が義母の家に住まわせてもらいました。
義母は懐の大きい人で、こういう時に
「うちに来な!」と快諾してくれました。
 
ピースくんと代表が元気になるのを
義母の家で暮らしながら待ちました。
代表は「ピーちゃんが待っているから」と
治療に励みました。
 
 
私にとっても、様々な思い出があるピーちゃん。
代表の家で、手を合わせてお線香を手向けましたが
不思議と悲しくありませんでした。
 
ピーちゃんが最期まで幸せだったことを
一番分かっているからだと思います。
 
悲しみではなく、
何か大きな区切りのようなものを感じました。
「ひとつの時代が幕を閉じた」
そんな気持ちでした。
私の今の犬の介護という仕事に大きな影響を与えてくれた介助犬。
その団体で出会ったピースくん。
関わった他の犬達はみんなすでに他界しており
ピーちゃんが最後の1頭でした。
 
代表も「悲しみに暮れる」そんな顔ではなく
「きちんと見送ることができた。最期まで最善を尽くした」
そんな表情でした。
もちろん寂しさで涙ぐんでいらっしゃいました。
でも、旅立ちは悲しいものではなく
自然なこと、それを身をもって知っているからなのだと思います。
 
生きること、
旅立つこと。
それを教えてくれるのが犬達です。
 
 
きっとこの仕事をしていなければ
このような深い学びはできなかったかもしれません。
 
 
 
ピーちゃん。ありがとう。
どうか安らかに。
またいつか会おうね。